入院・病棟

2病棟・認知症病棟

 認知症による症状が著しく家庭や施設での生活が困難な患者様に対し、症状改善のため集中的に治療を行う専門病棟です。
 服薬調整、リハビリテーション、生活機能回復訓練、レクリエーション等を行い患者様、ご家族と共に再び快適な生活を取り戻すことを目的とします。


認知症病棟での作業療法

 認知症のある方への作業療法は、今できることを行い、それをすることでその人らしい生活が送れるようにすることです。また、患者様がいま、「困っていること」「できること」を確認していき、それをふまえて「馴染みのある活動」や「好きな活動」、「軽い運動」などを取り入れたプログラムを行っています。
 プログラムでは、主に集団で体操や歌、手工芸、軽スポーツ、コラージュ療法などを取りいれ、意欲の向上、自信の獲得や日常生活活動などの維持を図っています。集団で行うことで、コミュニケーションの場を設けて他者との交流を促したり、時間や場所、人物が解らなくなってしまう方たちのために現実見当識訓練を行っています。集団になれない方に対しては、個別での対応も行っております。

3病棟・精神療養病棟

 精神療養病棟では患者様の病状に応じ、レクリエーション療法や作業療法などが実践され、患者様およびご家族の意思を伺いながら、地域に戻り安心して生活できるための手助けをしております。高齢に伴う日常生活介護を必要とされる方に対しても残存機能を低下させぬよう、離床を促すなどのケアも行っております。


4病棟・精神一般病棟

 精神科の症状が激しいときに、まずは患者様の安全を確保し、薬物療法、精神療法、身体的看護から病状の改善を集中的に行い、不安・苦痛を少しでも早くやわらげ心身の安定を図り、その後退院に向けた医療へとつなげていく病棟です。


5病棟・特殊疾患病棟

 症状が落ちついた患者様や、車椅子での生活、寝たきりの患者様に対し、身体介護を中心に合併症予防や栄養管理など全身の状態を見させていただく病棟です。看護職員10:1と多くの職員を配置し、細やかな看護・介護を行っています。残存機能を引きだす関わりを多く持ち、日々の変化を一緒に喜びあえるような患者様、ご家族に寄り添う看護を提供しています。


入院生活をより快適に過ごして頂くために…

それぞれの患者様の症状に応じて食事の内容や形態が変わりますので、多種の食事を準備しています。

  • 選択メニュー:週1 回( 水曜日) 朝食と昼食の選択メニューを実施しています。
  • バイキング:「食べる楽しみや、料理に対する関心を高める」「自主性の向上」などを目的としてバイキングを実施しています。
  • 栄養指導:外来・入院中の患者様を対象に栄養指導・栄養相談を行っています。医師の指示に基づき、患者様に合わせた食生活の改善などについて具体的にご説明いたします。